2002年度版カウル製作記

作業開始は2002年の夏休み。最初のうちは時間も気にすることなく、
のんびりやっていたのですが、それも最初のうち、最後は・・・

まずは、巨大な発泡ウレタンから型となるものを削りだします。
とにかくでかいです。その上結構な値段しました。
ちなみに作業場所は機械科の実習工場。

電熱線で切ろうとしたが、発熱量不足で断念。
結局のこぎりとカッターで荒削り。
そのあとはこんなやつでひたすら削ります。
もともとは木工用のやすりですが、これが良く削れる。
ただし摩擦で溶けたウレタンが詰まるのが難点。

とにかく体力勝負!
暑いけど、窓を開けると削ったウレタンが舞ってしまうので、我慢。扇風機も。
おそらく、多くの部員が筋肉痛になったはず・・・
なんとかウレタンの型が完成。
マジックで印のある所は、削りすぎてしまった部分。後にパテで修正。
しかし表面はボコボコです。削ったと言うよりも発泡の粒をむしりとったと言う感じです。
この後のFRP作業に比べたら、とても楽な作業だと気づくのには時間はかかりませんでした。
いよいよFRP積層の作業。
ウレタンの表面にサーフェイサーと呼ばれる薄いガラスマットを積層します。
保護メガネとマスク、手袋は必需です。
ガラスマットは刺さると厄介。見えないのにチクチクする。
刺さった場合は、暑いお風呂に入るか、お湯に手をつけると、毛穴が開いてチクチクがなくなります。
積層完了。
使い終わった用具は、アセトンに浸しておきます。そうすれば結構使える。手洗い用で使い終わった物で充分です。
この辺の事は鹿沼市にある、荒川工業さんにアドバイスしていただいたり、ガラスマット等も提供して頂きました。
この場を借りてお礼申し上げます。

   

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