なんの変哲もない、制汗スプレー 「GATSBY」の空き缶。 今回はこれでエコランマシン用のサイレンサーを作ってみました。 製作者は、後○さん。卒研の合間を縫っての製作のため、制作期間はかかりましたが、結構凝った物が出来ましたよ♪。 |
|||
まず、塗装を落とします。この辺は製作者のこだわりです。 耐水ペーパで水磨ぎです。コンパウンドまではかけていませんが、結構細かいペーパーで仕上げ磨ぎは行っています。 これをコンターマシンで底と上部を切って筒状にします。 |
|||
筒の側面、マフラーと接続する部分と排気する部分です。 これが最も手の込んでいる部品です。 旋盤とフライスでの削りだしで、凝った肉抜きも施されています。 外周に開いている小さな穴は、GATSBY缶の固定用。 |
|||
左が排気側で右がマフラー側です。 ピンボケです。が、なかなか凝った感じが見えるでしょう。旋盤のテーパ部分に、フライスでちょっと模様(?)を付けたり、右側の口の部分の切れ込みも細いエンドミルだそうです。 オーバースペックな気もしますが、意外とこういう微妙な切れ込みが入れられる機械って無いんですよね。 |
|||
またまた、ピンボケ。 こんな感じで、スチールのバンドを使ってマフラーに固定します。 |
|||
次は内部に使う部品を作ります。 普通に売っているアルミのパンチング材をくるくる巻きます。 心材に使ってるのは、失敗作のアルミの棒。 |
|||
こんな感じです♪。 凝った作りだけあってきれいですね。 もちろん、両サイドの部品には、パンチング材の筒がぴったりはまる様に作られています。 |
|||
お次はこんなもの。 これまたホームセンターで売っている、保温材です。建築資材ですが、ちゃんとグラスウールですし、何より安かったとのこと。 |
|||
表面のアルミ箔を取ってしまえば、立派な材料。 FRP用みたいに、散らばらないのはGOODです。 綿のような感じなので、扱いも楽。 |
|||
中に詰めるとこんな感じです。 それっぽい・・・(のか?)。 これで蓋をすれば完成です。 |
|||
ピンボケですが、完成しました!。 見た感じはかなり本格的。 皆で、買う人いるんじゃないの?なんて話になりました(笑) |
|||
実際着けてみると、音量はあまり変化がありません。 音質は・・・、ちょっとピヨピヨ言ってます。 あんまりカッコいいとは言えませんね・・・。 どうやら、排気口部分で、急激に径が変わる部分があるので、その部分での流れの関係かもしれません。 とりあえず、見た目はGOODなものが出来ましたので、良いんじゃないでしょうか!。 |