No.1

耐水ペーパで型を磨きます。
作業のほとんどは夏休み前に1年生が
がんばっていたので、少しですみました。
仕上げにワックスを塗ります。
1回、2回と重ねて塗ると、出来上がり
の表面もツルツルに・・・。
乾拭きする手にも力が入ります。
いよいよFRPを作る準備です。
ガラス繊維と目が細かいマット(サー
フェイサー)をいくつかのパーツに分け
て、隙間なく型が覆われるように切り
ます。
このサーフェイサーは一番初めに積
層します。
サーフェイサーのほかに、ガラス繊維
が平たく厚く編みこまれたマット(クロス)
も用意します。
これは、サーフェイサーの次に積層し、
強度が増します。
型が黄色になってます。これはゲル
コートに黄色の塗料を混ぜて吹き付け
てもらいました。その下には離型剤が
塗られていて、型から完成したカウル
を外れやすくするものです。

いよいよ積層が始まります。
サーフェイサーを型に合わせて置いて
いき・・

(上下の型を交互に作業しました)
その上から樹脂をたくさん塗ります。
樹脂の塗られていないところがないよ
うにします。
塗り塗り・・・。
小さいローラは、型とガラス繊維の
間に入っていしまった気泡を外に出す
(脱泡)ために使います。
難しいところには、樹脂を多くつけると
うまくいきました。
サーフェイサーを着け終えたら、すぐク
ロスの作業に移ります。
クロスは厚いので、樹脂をたくさんつけ
ていきます。
上の型の細い部分に、厚いクロスをつ
けるのは難しいです。うまく切って分割
することで何とかできました。
上下の型のフランジ部分はクロスが浮
いてきてしまうので、樹脂をたくさん塗り
ます。
樹脂は手につくと厄介なので、ゴム手
袋をつけて作業しました。
充分乾燥させた後、いよいよ型からは
ずします。フランジ部分を浮かせてい
き、外側からゴムハンマーでたたき、は
ずしやすくしていきます。
フランジ部を持ちあげると、パカッと型か
ら外れました。
写真がなくてすいません。

写真は外れた後の型です。
よくできたなー、と感動していましたが、
フランジ部にひびが・・・。他にもフラン
ジ付近に多くのひびが見られました。
このままでも使えるようですが、
失敗作ということになってしまいました。

・・・残念。
フランジ部を切断してみました。
おっ、黄色いカウルもよさそうです。
型はまたワックスをかけておきます。

また使う機会があるかも・・・。

上の型はうまくできているということな
ので、後で取ることになりました。
                                                           No.2→

 

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