HKM-10P


 ハニカムモノコックマシンへの架け橋として製作されたHKM-10Pは、車体全体にコンパネ(ベニヤ合板)を用いた新しい試みのマシンです。
 エンジンは前マシン(ER-09)のものを引き継いでいますが、それまで採用されていたギアのマニュアル操作方式を廃止した上で搭載されています。
 ステアリングに関しては、操作方法が変わった他、タイヤと車体の接合部の機構を変えることで剛性を確保しました。
 転がり抵抗低減の要となるドグクラッチは、昨年型の設計を活かしつつ機構を見直し、さらにNC旋盤を用いて製作。 部品の一体成型を行うことによって部品の接合によるガタを減らし、精度を向上させることで高い信頼性を確保しました。
 カウルは荒川工業さんのご協力によりデザインから新たに設計、製作され、車体全体を覆うフルカウル形状となりました。
 また、カラーリングは昨年までの青から一新、鮮やかなオレンジ色に仕上げました。

主要諸元
全長2900mm
全幅760mm
全高610mm
ホイールベース1850mm
トレッド580mm
全重量非公開
フレーム材料コンパネ(ベニヤ合板)
操舵輪前輪
操舵形式アッカーマン方式
駆動輪後輪
タイヤミシュラン20インチ
ブレーキタイプVブレーキ
カウル形状フルカウル
カウル材質FRP(2プライ)
スクリーン材質塩ビ板


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