WM-11


 WM-11は、主に4年生が中心となって製作を行ったマシンです。 昨年に引き続き木製のモノコックを採用し、より軽量なマシンを目指して設計されました。

 リアフレームやステアリングまわりのパーツは鉄からアルミに変更し、前年のマシンと比較すると全体で約10%軽量化されました。
 エンジンには新たに吸気弁休止機構を採用しました。この機構は吸気弁を停止させてエンジンを止めるもので、エンジン停止直後の燃料のロスをカットしています。 また、このシステムとドグクラッチの操作を連動させることで、エンジンを切る際の操作を減らし、ドライバーへの負担を少なくしています。
 クラッチについては、今まで使用していた遠心式クラッチからマニュアルクラッチに替えることで、エンジンをかけてから加速をする際のロスを減らしました。

 今年度も、もてぎ大会の参加は見送り、全国大会からの参加となりました。
 全国大会では、練習走行でタイヤがバーストしてしまうというハプニングが起こりましたが、本選ではトラブルもなく順調に走りきることができました。 改良を加えた成果が現れ、結果は526.307q/Lと前回よりも約40q/L燃費が向上し、オレンジカウルにおいての最高記録となりました。

主要諸元
全長2900mm
全幅760mm
全高595mm
ホイールベース1850mm
トレッド550mm
全重量66kg
フレーム材料コンパネ(ベニヤ合板)
操舵輪前輪
操舵形式アッカーマン方式
駆動輪後輪
タイヤミシュラン20インチ
ブレーキタイプVブレーキ
カウル形状フルカウル
カウル材質FRP(2プライ)
スクリーン材質塩ビ板


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