E-PACK12


 今年度の赤マシン、E-PACK12は、昨年度のものと大きな変更点はないものの、従来のフレーム、エンジンを中心に手を加え、より成熟したマシンにするために改良を行いました。

 チームのメンバー構成は、昨年が若い部員が中心だったのに対して、今年は1〜4年生まで偏りのないチーム構成で参戦しました。
 今年度で搭載2年目となるEFI(電子制御式燃料噴射装置)は、昨年の“データ不足”という反省を生かし、6月からデータ採集を行い、最適な燃料噴射ができるように調整を進めてきました。 また、燃料供給経路を見直すことによって、EFIの調整時間を短縮し、作業効率を上げることに成功しました。

 トルク不足を解消するための変速機構の導入や伝達効率向上のための補強材の溶接、足廻りの信頼性を高くするためのアップライトブロックの作り直しなど様々な改良を行いました。一つ一つの変更は小さいですが、多くの点で見直しを行い、ドライバー・作業メカニックの熟練も含めて、昨年から大幅にマシンのクオリティーが高いものになりました。

 全国大会へ向けては、ホイールのバランスどりを実施。リムにバラストを貼り付けることで理想的な回転バランスにしました。また、昨年の大会から心配されていたタイヤも新品を導入し、安心して大会に臨めるようになりました。

主要諸元
全長3000mm
全幅760mm
全高665mm
ホイールベース1650mm
トレッド560mm
全重量56kg
フレーム材料鉄角パイプ
操舵輪前輪
操舵形式アッカーマン方式
駆動輪後輪
タイヤIRC製20インチ
ブレーキタイプVブレーキ
カウル形状フルカウル
カウル材質FRP(2プライ)


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