WM-12


 今年度のオレンジマシン、WM-12は、昨年の木製モノコック+アルミフレームのハイブリッド構造を引き継ぎ、エンジンを軸にマシンセッティングの最適化を目標に改良が行われました。

 チームのメンバー構成は、新人ドライバー、チーフメカニックを中心に編成されており、新チームでの参戦となりました。
 エンジンは、カムシャフトの山を削り、ピストンリングの数を減らすことにより、低回転域での性能向上を図ることに成功しました。 また、エキゾーストパイプを見直し、取り回しを簡単にさせ、長さを長いものへと変更することによって、排気抵抗を大きくし、トルクを増大させました。
 さらに、ドグクラッチの取り回しを変更することによって、整備性が容易になり、トラブルが発生しにくい構造となりました。

 全国大会に向けては、テスト走行を繰り返し、データ採集を行いました。膨大なデータを元に、走り方やセッティングの研究を行い、最適な条件を見つけてきました。
 また、新人ドライバーは全国大会が初出走となるので、早い時期から走りこみを行い、十分に力が発揮できるように調整をしてきました。
 チーフメカニックが、全整備行程を熟知することによって、大会でも的確で落ち着いた作業を実現させました。

主要諸元
全長2900mm
全幅760mm
全高595mm
ホイールベース1850mm
トレッド550mm
全重量66kg
フレーム材料コンパネ(ベニヤ合板)
操舵輪前輪
操舵形式アッカーマン方式
駆動輪後輪
タイヤIRC20インチ
ブレーキタイプVブレーキ
カウル形状フルカウル
カウル材質FRP(2プライ)
スクリーン材質塩ビ板


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